カッコいいライオンさん
ライオンといえば「百獣の王」。
動物園の主役。こいつがいないと始まらん。
でもなんで「百獣の王」なのか。
理由は何なのでしょうか。
多くの国の「象徴」
ライオンは昔から人々の「象徴」。
国旗にも描かれています。(ex.スリランカ)

そして国には他に国章があります。
国章:国旗よりもデザインが複雑なため、その国の風土、歴史、文化などが象徴的に表現され、その国を理解する上で国旗よりも多くの情報を読み取ることができる。
参照元:国章 - Wikipedia
実はこの国章、
世界で最も使われているのは
ライオンがモチーフの国章なんです。
(ちなみに日本は桐花紋。)


左がスウェーデン。右がイギリス。
盾の中にも周りにも。
どちらもライオンさんがいっぱい。
ちなみに右のイギリスの国章。
ユニコーンが鎖で縛られてますが、
理由は「ユニコーンは危険な生物だから」。
ライオンも十分危険なような...
このように、世界の40カ国以上が
シンボルとしてライオンを採用しています。
じゃあなぜ「百獣の王」になったのか。
そんなライオンさん。
なぜ、百獣の王としてみんなの象徴となったのか。
この理由は3点あると考えます。
昔は広く分布していた。
1点目はこれ。
ライオンはいろんなところにいました。
その証拠に、エジプトの「スフィンクス」。

ペルシャ王国(現在のイラクあたり)には
「羽と角のあるライオン」。

ベニス(イタリア)は「有翼の獅子」。

このようにライオンは広く分布していた。
そしてとても身近な動物であったといえます。
まさに古代の栄える場所にライオンあり。
といった感じですね。
- 見た目が「王様」
なんてったってこのルックス。
あなたは「王様」っていったらどんなイメージですか?
きっとこんな感じじゃないですか?

大きな体。
金色に輝く王冠。
ふさふさとしたヒゲ。
このそっくりな容姿こそ
「王」たる最大の理由でしょう。
単体だと「弱いから」
最後にこれ。
ライオンは1対1だと弱いです。
サイやカバに負けることもしばしば。
足もシマウマより遅い。
じゃあどうしてるのか。
「プライド」と呼ばれる群れをつくるのです。
通常、オスが1~2頭、メスが5~6頭。
そして、そこから生まれた子供達。

サバンナという厳しい環境の中、
みんなのためを守り、生きていく。
その生き方こそが、誇り。自慢。
まさに民のために国を守る「理想の王様」
に重なったのではないでしょうか。
真の強さは「協力すること」。
この組織力こそが「百獣の王」と呼ばれる所以でしょう。
狩りをするのは基本メスですが。
まさにライオンキング。
最後に
いかがだったでしょうか。
ちなみに歯ブラシで有名なLIONさん。

創業者の小林富次郎さんの知人が、
「ライオンは歯が丈夫だし、商品名として良いんじゃない」
といったのが始まりです。
もうすっかり健康の象徴ですね。