先日ライオンの話をしたときに
ライオンはシマウマより遅いと書きました。
これって、ライオンが遅いのではなく
シマウマが速いということなのではないか。
そういえばシマウマって乗れるの?
という疑問が湧いた。
実際に調べてみた
馬といったらサラブレッド。
彼らと比較してみると、
サラブレッド:時速約69.3km
野生のヤマシマウマ:時速約64km
なんだ。あんまり変わらないじゃん。
もちろんどちらも人が乗ってない状態。
しかもこのデータは
野生側はおそらく舗装されてない場所。
野生でこんだけ速かったら、
しっかり調教すれば、競走馬にできるんじゃないの。
期待が膨らむ。
だが問題が
シマウマ乗馬計画は順調に思えた。
しかし、現状で競走馬どころか
実際に乗馬している写真すらみたことがない。
なにが一体問題なのか。調べていく。
シマウマはウマではなくロバ
シマウマはウマ科ウマ属。
疑いようのない、ウマ。
そう思っていた。だが、実際は少し違う。
上記の図のように、
シマウマは他のウマというよりもロバに近い。
外見も耳が大きく、鳴き声もロバに似ている。
最近のメキシコでシマウマとロバが交配して、
ミックス馬が生まれたらしい。
英語でシマウマは「ゼブラ」、ロバは「ドンキー」。
それら合わせて「ゾンキー」ということだ。
よって、ウマというよりもロバに近いのかもしれない。
シマウマの性格
いやいや仮にロバだとしても、
ロバに乗ることだって結構ポピュラーじゃないか。
なんも問題もない。
しかし、一番の理由は性格であった。
19世紀からヨーロッパの人がシマウマを家畜化しようと試みたが、
成功した例は非常に少ない。
ウマと人間の歴史、関係はとても深い。
何千年と長い歴史を経て、互いに信頼しているのだ。
だが、シマウマはウマではない。
試みたが、気性が荒過ぎて調教できない。
警戒心ゆえか人間と仲良くなれなかった。
それなら、ウマのが手っ取り早くて良い。
これが、一番の理由である。
ちなみに
調べていてわかったことだが、
シマウマは美味しくないそうだ。
ケニアの方では食べられるそう。
家畜できないから、どのみちアフリカだろうけど。
「筋っぽくて固い」そうである。
これだけ足も速く、野生オンリーなのだから当たり前か。